白髪染めはスーパーやドラッグストアだけでなく、ネットの通信販売などでもたくさん見かけるようになりましたね。その種類や色のバリエーションはとても豊富で魅力的なものばかりです。
私が白髪染め選びでまず見てしまうのが商品のパッケージです。きっとメーカーの思う壺なんでしょうけど、高級そうでおしゃれな感じのものについつい目が行ってしまいます。(笑)
もちろん、その商品の特徴や使われている成分を確認したりして、いち消費者としてチェックも厳しくいきますよ。気になった白髪染めの口コミをチェックすることもあります。
ただ、どの商品に対しても良い評価と悪い評価と必ずあるわけで、結局自分に合うか合わないかは使ってみないとわからないという結論になるんですけどね。
どう染めたいかによって白髪染めの選び方が違います
ひとことに「白髪染め」といっても、分類されている種類によって染毛力や色持ちに違いがあります。
◆永久染毛剤(ヘアカラー)
一般的な白髪染めの多くがこの種類に分類されます。毛髪内部まで色素を浸透させて着色するので4週間ほど色持ちが続きます。
ただ、薬剤による髪への負担が大きいので傷みを軽減するためにもしっかりとアフターケアを行いましょう。白髪を1度でしっかり染めたい方や、髪色を明るめにしたい方に向いています。
◆半永久染毛剤(ヘアマニキュア)
ヘアマニキュアやヘアカラートリートメントなどがこの種類に分類されます。爪のマニキュアと同じように毛髪の表面や内部のごく浅くに着色するものなので色持ちは2週間ほど。肌の弱い方や髪や頭皮のダメージが気になる方に向いています。
◆一時染毛剤
ヘアマスカラやヘアカラースプレーなどの白髪かくしと呼ばれるものがこの種類に分類されます。部分的な白髪を隠したい時にさっと使える、いざという時に役立つとても便利なアイテムです。
シャンプーで洗い流せる一時的な白髪染めなので、今だけ白髪を染めたい方やまだ全体染めを考えていない方に向いています。
ちなみに、「おしゃれ染め」は髪を染める目的は同じでも黒髪を明るく染めるための成分で作られているため白髪は染まりません。白髪を染めるには「白髪染め」を使って下さいね。
髪質と白髪の量によって白髪染めの色選びが違います
これまでカラーやパーマを経験された方で、染まりにくさやパーマのかかりづらさを感じたことはありませんか? 反対に、染まりやすさやパーマのかかりやすさを感じた方もいるのでは?
これは髪質によって仕上がりに差がでたもので、髪質が太く硬さのある硬毛タイプは染まりにくく髪質がやわらかな軟毛タイプは染まりやすいため、同じ白髪染めを同じように使った場合でもそれぞれ染めあがりに違いがでます。髪質に合わせて放置時間を調整したり色選びをする必要があるのです。
色選びのポイントとして、硬毛タイプの髪を明るく染めたい場合は希望の色より1トーン明るいものを選び、反対に、軟毛タイプの髪を暗く染めたい場合は希望の色より1トーン暗いものを選ぶと理想の髪色に染まりやすいです。
髪質によって相性が良い白髪染めの色味がある
白髪染めには黄味系と赤味系の2種類あり、黄味系は軟毛タイプと相性がよく、赤味系は硬毛タイプと相性が良いとされています。それぞれ白髪と黒髪に自然と馴染むきれいな染めあがりになります。
白髪の量によっても色選びが違ってきます。白髪の量が多いと髪全体が明るくなっているので、あまり明るい色を選ぶと白髪が染まっていないように感じます。白髪の量が少ない場合に暗い色を選ぶと、髪全体が黒っぽく染まり過ぎたような感じになります。
自分の髪質や白髪の量について把握したうえで白髪染め選びをすると失敗が少ないですよ。
⇒ 白髪染めを色落ちさせない工夫やコツ